手術で多汗症を治すなら?

多汗症を手術で治す場合、どんなものがあるのでしょうか?
ここでは、多汗症の手術として主に行われているものをご紹介いたします。

 

 

胸腔鏡下交感神経節遮断術(ETS)

 

内視鏡を使って交感神経を切断する方法で、主に手の多汗症を治すために行なわれる手術です。

 

傷口も小さく痛みが少ないのが特徴です。
また、手術時間は30分程度で、日帰りOKの病院もあります。
費用は病院によって異なりますが、十数万以上はかかります。

 

副作用としては、以下2つがあります。
・手以外の場所からの発汗が増える(代償性発汗)
・ほてり

 

要注意点としては、「不可逆的手術」であることです。
手術前の状態には戻せませんので、事前検討が重要です。

 

 

剪除法

 

脇の下にあるアポクリン汗腺・エクリン汗腺を切除する手術で、脇の多汗症に効果があります。
傷口は比較的小さ目ですが、執刀医の腕によっては目立つこともあります。
また汗腺と一緒に毛根も切除するため、脇の毛量が減ります。

 

手術時間は1〜2時間程度。
手術後1〜2週間の固定が必用です。

 

美容外科でも行っていますが、その場合は保険外治療となります。
病院でも、特殊な器具を使うなどで保険が適用されないこともあるので、事前にきちんと確認しておきましょう。

 

副作用としては、以下2つがあります。
・脇以外の場所からの発汗が増える(代償性発汗)
・ほてり

 

要注意点としては、「不可逆的手術」であることです。
手術前の状態には戻せませんので、事前検討が重要です。

 

 

交感神経のブロック

 

星状神経節や胸部交感神経、腰部交感神経節などにブロック注射を打つ方法です。
箇所によっては複数回のブロックが必用であったり、効果が不確実かつ数か月程度で再発することもあり、あまり積極的に使わない医師もいます。

 

・手術箇所以外の場所からの発汗が増える(代償性発汗)
・ほてり

 

多汗症改善ランキング

 

多汗症の手術のリスクについて

手から汗がしたたり落ちるほどの症状に苦しむ手掌(しゅしょう)多汗症の方は、
いっそ手術をして楽になってしまいたいと思っているかもしれません。
しかし、手術には後遺症が付きまといます。

 

特に、手掌多汗症のETSと呼ばれる手術は、
交感神経を切断するという手術になりますので、
一度手術をしたら二度と交感神経を接続することはできません。

その結果、裁判を起こすほどの後遺症に苦しんでいる人もいることを、
ぜひ、知っておいていただきたいと思います。

 

まず、ETSの手術では胸部より上の交感神経を切断することになりますので、肩から上の汗が止まります。
手のひらは腕の神経がつながっているので、
手のひらの汗も止まります。

 

しかし、多汗症の手術の後遺症として、代償性発汗を発症する人がとても高い割合になっています。
代償性発汗というのは、肩から上に汗をかかなくなった分、ほかの部分の汗が増えるというものです。

 

文章にすると、それくらいなら別に問題ないのではないかと思われるかもしれませんが、
脳を守る頭部に汗をかかなくなったため、ちょっと動いただけで頭に熱がこもり、
常にのぼせているような状態になってしまう例もあるのです。

 

そうなると、脳は熱から守ろうと、体の熱が冷めるまで、
のべつ幕なしに「汗を出せ」という指令を出しっぱなしにしますので、
肩から下の全身にしたたり落ちるほどの汗が出るようになってしまうケースも存在します。

 

どうか手術を受ける場合には、多汗症専門医のカウンセリングを十分受けてください。
このとき、両手の手術を一度にすることを勧める医療機関は、
選ばないほうがよいという体験談もありますので、ぜひ、参考にしてみてください。

多汗症の手術は検討に検討を重ねてから

他人にはあまり相談できない多汗症の悩み。
自分の中に「汗=不潔」という印象があると、
ちょっとの汗でも気になって気になって仕方なくなってしまいますね。

 

しかし、発汗は恒温動物の大切な体温調節機能です。
汗をかかなくなってしまえば、体に不要な熱がこもり、
生命が危険にさらされてしまうこともあります。

 

汗そのものは悪いものでも不潔なものでもありません。
汗をかいたらふき取ればいい。
そう割り切って生活するうちに、症状が緩和することもあります。

 

それでもどうしても気になる。
もう、手術してしまおうか...。
そう考えている方には、多汗症の手術の費用や副作用など、
いま一度十分に検討してから決断していただきたいと思います。

 

多汗症の手術は、副作用の少ないボトックス注射と、交感神経を切断してしまう手術があります。

 

ボトックス注射

ボトックス注射というのは、汗腺を衰退させるボツリヌストキシンという薬を汗の気になる個所に直接注射するという手術です。

 

これはメスを使わないため、比較的安全とされていますが、効果が3か月から長くても一年となっており、継続すればするほど費用が掛かるという問題があります。


交感神経の切断手術

一方、メスを使う交感神経の切断手術は、手のひらに効果のあるETSと呼ばれる手術があります。
この手術を受ければ、手のひらの汗は全く出なくなりますが、代償性発汗により、顔や頭からの汗が多くなるという副作用も報告されています。
交感神経切除は、一度実施したら二度と元には戻せない大きな手術です。

 

くれぐれも勢いで決断しないよう、注意いだたきたいと思います。

 

こんなにあります!多汗症の治療方法

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